現代社会における歯科と医療の連携

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(社)全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会は2月より
一般社団法人全国在宅療養支援歯科診療所連絡会」に名称を変更いたしました

在宅歯科医療・口腔ケアの普及を目指して

高齢化が急速に進むわが国においては、在宅医療・在宅ケアの充実が久しくさけばれています。しかし、地域では、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返す高齢リピーター患者がいっこうに減少しないという切実な声も届きます。安心・安全な在宅療養を送るためには、栄養管理や摂食・嚥下リハビリテーションが重要な課題になってきました。さらには楽しい食事とそれに付随する豊かなコミュニケーションの醸成までもが求められる時代になっています。

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会長挨拶

原会長

私達は2009年8月に「全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会」設立準備会MLを立ち上げ、11月には、123名の発起人の元に設立記念式典・記念講演会を開催し、任意団体としてその活動をスタートさせ、2010年5月に一般社団法人となりました。  
在宅歯科医療・口腔ケアを確実に推進していくためには、歯科医療従事者の組織化と知識、技術の共有化、そしてスキルアップが不可欠です。

いまこそ、在宅歯科医療に関わるあらゆる職種が集い、情報を自由に共有することで、国民のニーズに応えていかねばなりません。歯科医療は生活を支える医療とも云われています。特に在宅での療養を余儀なくされている方々には、QOL の向上という視点からも「在宅における口腔ケア、摂食・嚥下リハビリテーション」を積極的に施さねばなりません。そこに関わる保健・医療・福祉・介護の専門職種と連携しながら、療養者や介護者の期待に応えることが必要です。

日本の人口構成は21世紀初期には超高齢者社会となり、病院医療中心の医療体制ではいずれ破綻するとの警鐘が30年前からすでになされていたが、今まさに現実のものとなりつつあります。

生老病死、生者必滅。人間いつかは死を迎えます。口から食べることや会話等での家族・社会とのコミュニケーションを最後まで全う出来るとしたら、それは人として有意なことです。私達は、少しでもそのお手伝いが出来ればとの思いから、努力してまいります。

「一般社団法人 全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会」設立にあたり

高齢化が急速に進むわが国においては、在宅医療・在宅ケアの充実が久しくさけばれています。しかし、地域に密着した病院からは、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返す高齢リピーター患者がいっこうに減少しないという切実な声も届きます。安心・安全な在宅療養を送るためには、栄養管理や摂食・嚥下リハビリテーションが重要な課題になってきました。さらには楽しい食事とそれに付随する豊かなコミュニケーションの醸成までもが求められる時代になっています。

歯科医療はこれまでの単なる治療の提供だけではなく、生活支援やQOL の向上という視点からその方向性や社会性が問われています。高齢化社会における歯科医療は、利用者だけでなくそこに関わる保健・医療・福祉などの専門職種からの期待に応えることが必要です。
そして、在宅医療にかかわる方々からは、口腔ケアの普及、推進や食の支援に対する強い期待が寄せられています。今、私達に求められている在宅歯科医療とは、まさに「在宅における口腔ケア、摂食・嚥下リハビリテーション」そのものなのです。

在宅歯科医療・口腔ケアを確実に推進していくためには、実施主体の組織化と知識、技術の共有化が不可欠です。
しかし、地域や職場など立場の違いにより問題意識や臨床内容が異なるため、本来標準化されるべき歯科医療に関する予防、治療、管理、リハビリテーションなどは各自が試行錯誤しながら診療や教育の現場で対応しているのが現状です。

いまこそ、在宅歯科医療に関わるあらゆる職種が集い、情報を自由に共有することで、問題解決に取り組むことができる、コミュニティとしてのオープンプラットフォームが必要です。

そこで、在宅歯科医療の主たる担い手である歯科診療所、後方支援としての役割を持つ病院歯科(歯科口腔外科)および教育機関の有志を中心に、「全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会」を設立いたしました。

超高齢化社会の到来に備えて医療は大きな変革を余儀なくされ、「在宅医療」はますますその価値をたかめていくものと思われます。本連絡会は、「(ニードに)応える・つなぐ・育てる」ことを念頭におき、メーリングリストの活用および定期的な総会・地方会の開催などによって「求められる在宅歯科医療」を普及、推進させるべく”網の目”的な組織をめざしていきます。そして、全国各地で活動している仲間を強力に支援をしながら大きなうねりにしていきたいと考えています。